進撃の兵長

□正直な舌先
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汗ばむ体に白いシーツを巻きつける。

私は巻きつけたシーツの端をぎゅっと握りしめ、濡れた舌先が肌を這う快楽に気が触れぬよう、必死で耐えている。


それは乱れたベッドの上…


繰り広げられる…

快感という名の拷問。


「ーーーーんっ!!!」


必死で堪えた呼吸の端から溢れ出た僅かな吐息。


「おぃ…。てめぇ何、我慢してんだ?」


そんなふうに私を攻めるような言葉を吐きながらも…

兵長の舌は止まることはなく…

絶えず私の肌を刺激し続けている。


その動きは艶めいているくせに…猛々しさを忘れない。


襲いかかるように激しく動いたと思えば…
引く波のごとく、私を誘うように肌の上を滑っていく。


そして兵長は…
顔を歪ませ、耐え苦しむ私の表情を見て、執拗に欲しい場所を攻め立てたりなどもする。


本当に……始末に悪い…。


私を狂わせるツボを…熟知しているのだ。


上目遣いのその眼が、私の心の重心を簡単に撃ち抜いてみせ…

必死に耐えていた私の理性は…

間も無く破綻を迎える勢いだ。


「…んな…とこ……ばっかり…やめっ…て……こわれ…そう……んんっ!!」


兵長の舌の動きに合わせ、ピクリと跳ねる私の体を、兵長の堅強な腕がベッドへと抑えつけた。



「てめぇは壊れるくらいのがちょうどいいんじゃねぇのか?変態が。」


そう放たれたその言葉は…

そのまま遮るものもなく、耳をも犯し……

やがて思考を麻痺させる……。


私の体は苦しいほど押さえつけられているはずなのに、その息苦しさがまた…喜びへと変わっている。


甘い甘い…痺れが全身に回った…。



それは血液が流れるかのようにじわじわと…

私の正常な思考が浸食していくのだ。


「だって…。兵長がそんなにするから……。も…あつ……くて………変になる…あぁ!!!」


兵長の舌が突起を執拗にまさぐりだした。

もう……自分の意思とは反対に体が疼いてしょうがない。


兵長の舌先は突起を絡め取るように舐めまわしたかと思えば…。

チロチロと弄んだりもしている。

兵長のその薄い舌は、敏感な部分を責めるのには好都合のようで…。

尖らせれば強く局部的に…。
撫でれば広く柔らかく……。

私の体を思うままに翻弄していく。


その舌先に誘われるように…私の腰が動き始める。


「今度は誘ってんのか??淫乱な女だ。」


本当の私なら、否定するはずの言葉なのに…。
もう、そんな余裕は私にはなくて。


「も……。耐えられない……。」


と、すがるように兵長の肩口にしがみつく…。


そんな私を前に、兵長の手が私の膝の間にするりと入り込んだ。

条件反射的にその手を制止した私の手は……。


次の瞬間には呆気なくも頭上へと捻り上げられてしまった。


「耐えられないって言ってる割には言うこと聞いてねぇんじゃねーのか?」


私にはその問いかけに答える言葉が見つけられない。


私の思考には、もう、触れそうな距離で顔を付き合わせているこの男のことしかないのかもしれない。


遠慮もなく、分け入るように差し入れられた兵長の指先は…

卑猥な音を立てた後…

怪しく濡れて光っていた。


兵長の舌は…その自身の指先をも、絡め取るように蠢いて…

その舌の動きを見せつけられた私は…

不覚にも唾を飲みこむ。


その動きが…自分の肌を捉えたならば…。

そう頭で考えただけで…私の体は震えるほどに欲しがっているからだ。


「もう……抵抗なんてしないから………。」
「死ぬまで愛してくれて構わない。」
「もういっそ…もういっそ………。」
「壊れて動けなくなるその瞬間まで…。」
「あなたの下(舌)とその先で、見たこと無い景色を見せてくれればいいんだわ。」


零れ出る嬌声と共に…。
あなたは私を翻弄する。

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