小説置場
□体育のお時間
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ピピーー
「ハァハァハァ…」
今は体育の時間でバスケをやっている。僕はスポーツが得意だからいつも点をいれてる。
…そう、いつもなら
「お前今日どしたの?全然シュート決まってねぇじゃん」
「うるさいな〜。たまには僕だって不調になります〜」
仲間には明るく答えたけど、内心?がいっぱいだ。この僕が体育のある日に不調なんてありえない!
「次の試合始めるぞ」
先生のそんな声が聞こえたから僕は気合を入れなおした。
ダムダムダム……
「野島!シュートだ!!」
「まかせろ!…入れぇぇぇ!!」
「……あ〜もぅ何で入んないのぉ?」
まただ。今日は一本も入ってない。
休み時間に遊んでないで練習しとけばよかったなぁ…なんて思っているとチャイムの音が聞こえた。
「そこまで〜。ボール片付けたら帰っていいぞ〜」
「うぃ〜」
みんなが使ったボールを片づけてる中、僕は一本も入ってないことが悔しくて練習をしていた。