小説置場

□班決め
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「席につけ〜……修学旅行の班決めをするぞ〜」

「うぇ〜い」


班決めかぁ…。
できれば裕貴と一緒に行きたいけど…。

「裕貴〜!一緒の班にならねぇ?」

「あっ!お前ずり〜…俺も同じ班狙ってたのに〜」


はぁ…
裕貴は人気者だからみんな一緒の班になりたがる。そんな中に僕は入りたくない。…だって出来れば裕貴から誘ってほしいし……。

「じゃあさぁ、裕貴に誰と一緒の班になりたいか決めてもらえばよくね?」

「それ賛成!…裕貴はもちろん俺を選んでくれるよな!?」

「いや、お前は選ばない」

「はやっ!…まぁ一人脱落ってことで」

「ひどい!!裕貴君がこんなにもひどいやつだったなんて…」

「……。まぁあいつはほっといて、裕貴は誰を選ぶ?」

「俺は…ゴメンみんな。俺は裕太と一緒に行きたい」

「えぇ〜!!」

「ぼ、ぼく!?」


意外だった。裕貴はみんなの前であんまり僕を選んだりはしないから諦めていたのに…。


「僕なんかでいいの?」

「裕太がいいから選んだの」

「…ありがとう」

「っ!!…あんまりみんなの前でそういう顔すんな」

「へっ!?…ごめん、よくわかんないや」

「いいよ、もぅ」


裕貴の言ってることはわかんなかったけど、僕を選んでくれて本当に嬉しい!!


やっぱり僕は裕貴が大好きだ!!

まぁ絶対に言ってあげないけどw


Fin
 

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