小説置場
□ハロウィン
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今日はハロウィン。絶対にはしゃぐであろう裕太のためにお菓子を常備しておく。それも1つだけだと拗ねるから何個か用意しておく。
裕太は毎年この日が大好きなようで10月に入ったときから楽しそうにしている。
かなり早すぎるとは思ったけど、まぁかわいいからいっか、と思ってこの1カ月過ごしてきた。
「ゆーうーきー!!」
あっ!!早速きた!!
「ゆうきっ!!…トリックオアトリート!!お菓子をくれなきゃいたじゅ!…いたずらしちゃうぞ!!」
なんていうかわいさなんだ!!
途中で噛んじゃうところとか究極だった!!
あぁ裕太にならいたずらされてもいいな、なんて変態思考をしていると裕太がムッとした表情になってしまった。
俺は慌ててかばんの中からお菓子を取り出した。
「はい、お菓子。…裕太、ハッピーハロウィン!!」
「ありがと!!」
裕太はそう言って周りに誰もいないことを確認してから俺にキスをした。
「お、お礼だからねっ!!」
俺は裕太のかわいさにノックアウトされた。
Fin