Short novel
□岳人の誕生日(日岳) ver 2012
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放課後
俺は急いで裏門に行くと、向日さんがいた。
「すいません、向日さん。待たせて。」
「別にいいよ。いつも、出掛ける時に……待たせているから………」
向日さんは気まずそうに呟いた。
「帰りましょう。向日さん。」
俺は向日さんの手を握ると向日さんは顔を赤くしながら頷き。
俺は、バックからラッピングした物を出し、
「向日さん、お誕生日おめでとうございます。これ、俺からのプレゼントです。」
向日さんに渡すと、
「ありがとうな。これ、開けていいか?」
「どうぞ。」
向日さんはプレゼントを見ると、嬉しそうな顔をして、
「このネックレス、欲しかった奴だ。ありがとうな。」
「いいえ。喜んでもらえて良かったです。」
俺は、気になっていた事を聞いた。