Short novel
□日吉誕生日(日岳) 2012ver
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向日が目を覚めると夕方になっていた。
(流石に寝すぎた。帰るか。)
そう思って立ち上がり屋上を出て階段を降りていると、女子の声が聞こえた。
「さっき、鳳君が図書室から出てきたから話かけたの。」
「うそ〜、いいな。何聞いたの?」
「何してたの?って聞いたら『日吉君に勉強を教えてもらってた』って答えたの。」
「えぇ〜。鳳君が……」
それを聞いた向日は昇降口には行かず急いで図書室に向った。
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