日記

ぐだぐだ喋りませう

◆ドフトリ夢主で小話 

※子ミンゴ時代にトリップ
※夢主が年上
※ミンゴより先にトレーボルとディアマンテと出会ってる
※トレーボル・ディアマンテ・夢主→ヴェルゴ→ピーカ→ミンゴが知り合う順
※捏造マシマシ

「んねー夢主、夢主、今日からドフィがおれ達のボスで、王になる。いいな?べへへへ、いいな?」
トレーボルにグッと顔を近づけられても平然としたままの夢主は、束の間ドフラミンゴを見てからディアマンテに視線をずらし、それからトレーボルを見直した
『そう、わかった。今日から一緒なんだよね?なら夕食の材料が足りないから買ってくる』
「んなー!?そうかそれは困るな、一緒に行こう」
『トレーボルはダメ、あんた余計な物欲しがるから疲れるの。ピーカ、いい?』
「アァ行こう」
『えーっと、ド…フラ、は、何が食べたい?』
皆と同じ呼び方を言いあぐね、結局誰とも違う呼び方をした夢主はドフラミンゴに問いかける。トレーボルの言葉にただ頷きドフラミンゴを見る夢主が何を思うのか、ドフラミンゴにはわからなかった。ヴェルゴとピーカがボスであったトレーボルに従うのは当然だとしても、夢主はおそらくそうじゃない。ヴェルゴの話だとトレーボルとディアマンテはほとんど対等なのだ。それで意見しないということは、ドフラミンゴがボスになることを認めたことになる。そのはずなのにドフラミンゴの胸中はざわざわと不快になった
「…なんでもいい。此処じゃ食えるもんなんかたかが知れてるだろ」
素っ気ない返事を受け、夢主はアゴに手をあてて何か考える。それから何か決めたらしくもう一度ドフラミンゴを見て言った
『うん、じゃあ今日は今までにないくらい豪華にしよう』
「…ハ?」
決めたと言って笑顔の夢主はさらに続ける
『トレーボル、ディアマンテ、明日から死ぬ気で稼いできてね。今日でお金無くなるよ』
二人の抗議の声を無視してピーカと共に買物へ出た夢主はその夜、宣言通りごちそうを作った
「すごいなドフィ、おれやピーカが来た日だってここまでのごちそうじゃなかったぞ」
久々のお肉を頬に張り付け目を輝かせるヴェルゴに生返事をしながら、こんなもののどこがごちそうなのだと思うドフラミンゴはそれでも、大人になっても尚この日のメニューを何度も食べたがるのだ。夢主が自分へと向けた笑顔がいつまでも忘れられないままに

2018/11/22(Thu) 09:52

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