ハイスコア×ワンピース

□やってきました海賊世界
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※各ハイスコアキャラは『』で表記します







〜藤原愛実の場合〜



とある島のとある町の一角にて

「…お、おい…どこからか美少女が現れたぞ…!?」

「あぁ…ものすげェ美少女だ…!」

「だがいったい何処から…」

『…ぅ…ん……?…何、どこココ』

「目覚めた!」

「声もキレイだ!」

「突然現れたことと言いこの美貌と言い…もしや…女神様…!?」

『…あれ?名前…?かおり、さよ、えみかー?皆いないの?……ったく、こんな美少女野放しにするとか名前は何考えてんだ!』

「おぉ!怒る姿も美しい!」

「眩しすぎる!」

『…つか何この人集り…。まあいいや、ねぇ誰か』

「!!は、はいっ!」

『なんか知らないけど制服汚れちゃってるから着替えたいんだよね、服買って』

「喜んで!」

「い、いやそれならおれが!」

「いやおれが!」

「おれが!」

「おれが!!」

『じゃあこの中で一番お金持ってて強い人にするー』

「「「うおおぉぉお!!!」」」







「ボニー船長、見てくだせェ」

「あん?」

「ほらあそこ、すげェ人数の男共が殴り合ってますよ」

「何かあったんスかね」

「なんだありゃ。…まァ暇潰しにはなるかもな、行ってみるか」















〜立花香織の場合〜



ホーキンス海賊団船内にて

「うわぁ!?な、なんだ!?せ、船長!いつの間にかチビっこい女が!」

『ひい…っ!?』

「なんだなんだ!?能力者か!?一発殴っただけで死にそうなナリしやがって…!?」

『死…!?……や、やだ……名前…助けて……めぐみ、嵐士みんな……っ…!』

「え、お、おい!何泣いてんだ!?おれらが泣かしたみてェじゃねーか!泣き止めって!」

『…うぅ…っ…』

「〜だぁーっ!…って、おいいいとこに来たな!ちょっとこっち来い!」

「なに騒いでる?……ん?誰だこの子供は…」

『……!!猫さんが喋ってる…!』

「…?」

「…ほっ、泣き止んだか…」

「とりあえず船長ンとこ連れてこうぜ。今日は殺しはしちゃいけねェって言われてるしな」

「…おい、お前ら何処行くつもりだ」

「えっ、お前が船長ンとこ連れてってくれよ。なんかそいつ気づいたら此処に居たんだ」

「だからといってなんでおれが…」

「なんで…ってそりゃあ…なあ…?」

「…なあ……」

『…猫さん……あ、あの……あなたは猫の精霊さんですか…!?』

「……」















〜優木沙夜の場合〜



ハートの海賊団船内にて

「キャプテン!キャプテーン!!」

「なんだベポ、うるせェぞ」

「キャプテン助けてっ!」

「あァ?…って、おいなんだその女」

『ふふ、本当に喋ってるのね熊なのに』

「クマが喋ってすいません……」

『大丈夫よ、声帯ほじらせてくれればそれでいいから』

「やらせるかァ!」

『熊なのに怒鳴るのね』

「すいません…」

『だったら皮膚ごと毛皮を剥ぎ取らせてもらうわ』

「させるかァ!」

『ほらまた』

「すいません…」

『ならちょっと犬歯を全部抜かせてくれないかしら?大丈夫よ、どうやら此処に名前はいないみたいだしバレなきゃ怒られないわ』

「キャ、キャプテェェン!!!」

「…なんなんだお前ら…」















〜羽柴嵐士の場合〜



とある無人島にて

『あの、ちょっとすいません』

「……」

『僕、学校に居たはずなんですが此処はどこでしょうか?あと、他に制服着た男女を見かけませんでしたか?』

「……お前、さっきの海賊共の残党か?」

『海賊?ですか?』

「……」

「キラー、ログも溜まったしそろそろ出るぜこんなチンケな無人島なんざ敵船に出くわさなけりゃ退屈で死ぬとこだ」

『…無人島……?』

「…だれだァそいつァ」

「……学校からやってきたそうだ」

「はァ?」

『(随分パンキッシュなお兄さん達だな…。やっぱりバンドかな、おかしいなぁデス系は皆チェック入れてたと思ったんだけど…この前名前に取り上げられちゃった“月刊超絶グロテスク”に載ってたのかな)』

「…こんな虫一匹殺せなさそうな野郎がなんだって辺境の島に…能力者か…?」

「…突然、背後から声を掛けられた」

「…!…キラー、お前の背後をとったのか」

「……。…それに、返り血を浴びたおれの姿を見ても眉ひとつ動かさない」

「…クックックッ……!ガッカリな島に来たと思ったが最後におもしれェ拾いもんができた…!」



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