日記

ぐだぐだ喋りませう

◆ドフトリ夢主で小話 

※夢主が政略結婚でシャーロット家に嫁ぐけど一切触れられない
※前後無視
※登場しないけど多分逆ハー主がいる世界観
※前夜の話、船の中

世が更けても寝付けず、ドフラミンゴはとうとうベッドを抜け出す。喉が渇いたわけではないがなんとなくダイニングへ向かうと甘い匂いが漂ってくる
「夢主チャンか」
灯りのついたダイニングには夢主が居た
『あれ、眠れないの?』
「それはおれのセリフだ。こんな時間まで何してる」
『寝てたんだけど目が覚めちゃって』
手に持つカップを見せながら夢主が応える
『なにか飲む?ラムでも温めようか?』
「…いや、いい……それをくれ」
『これ…?ココアよ?』
「アァ」
『…甘いよ…?』
「それでいい」
『…わかった、』
「それでいい、寄越せ」
すぐ作ると続けようとした夢主の言葉を遮りドフラミンゴは言った。夢主はドフラミンゴとカップを見比べて、それから特に何も言わず彼の望んだ通りに手の中のカップを渡す。ドフラミンゴはほんの少し口をつけ、眉をひそめる
「……甘ェ…」
『そりゃああたしの作るココアだもの。忘れてたんでしょう』
呆れる夢主と甘すぎるココア。ココアは夢主の好きな飲み物のひとつだった。彼女と二人きりの空間はやけに懐かしく、けれどひどく馴染むようにも感じる。忘れてたのか、そうじゃないのか。ドフラミンゴには判断出来なかった
「…部屋に戻れ、明日は早い」
好きでもないココアを一気に飲み干して夢主をダイニングから追い出す
『じゃあおやすみなさい、良い夢を』
「……アァ」
自室へ戻る華奢な後ろ姿をつい見つめた。遠ざかる背に、何か大きな間違いを犯してしまったと突きつけられた気がした。明日のいまごろ彼女は別の船で別の男とココアを飲んでいるかもしれなくても、何と言葉にしたらいいのかわからなかった。きっともう二度とこんな夜は訪れない。それだけははっきりしていてドフラミンゴはどうしてか泣きたくなった

夢小説あるあるの逆ハー補正が発動してるから夢主が離れていくのを止められないよ!あーもっとちゃんと書きたい…。というか、クリスマスなのに暗い小話ですいません。

2018/12/25(Tue) 00:59

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