日記

ぐだぐだ喋りませう

◆ドフトリ夢主で小話 

※続々(以下略)・夢主がカタクリに嫁ぐ
※ドレスローザ編に絡ませてみた
※カタクリのもとを飛び出して、帰ってきたら
※夢主サイドはミンゴ→家族愛・カタクリ→異性愛だと思う
※キャラサイドはどちらもガチ

港に船が着く。常より深くストールに顔を埋め、定着した船から部下達が次々降りてくるのを眺めている。背を押して、手を離したのは紛れもなく自分だった。戻って来ると信じていたわけではない。けれど、もう戻らないと割り切れてもいないのだ。部下達が荷降ろしをはじめて少し、カタクリの瞳が一点に留まる。甲板に人影
「ーーー、」
名前を呼んだはずなのに上手に声が出なかった。それなのに夢主はまるで声が届いたかのようにカタクリを見た。夢主の唇が動く。それを見届けることなくカタクリは船に飛び乗り夢主を抱き締めた。久方振りに触れた身体は幾らか小さく感じて、みるみるうちに消えてしまいそうに儚かった
『…カタクリさん…、あたし…』
「なにも言うな」
『…、だけど、あたし…』
「アイツは生きたいように生きただけだ」
『…なにもしてあげられなかったの…』
「笑っていただろう」
『…、……』
「それが答えだ」
『……カタクリさん…もっと強く抱きしめて…』
「…壊しちまう」
『…ねえ』
「なんだ…」
『……ただいま…』
「…アァ…、おかえり…」
ほんの少しだけ腕に力を込めた。夢主の瞳から涙が落ちる。まるで宝石みたいなそれをカタクリは何度も何度も拭った。夢主を見たあの男が何を想ったか分かる気がした。きっとこの涙だけはおれのものにはならない

下にある小話の続きっぽく。夢主の知らんところでバチバチやり合う二人。ミンゴ捕まっただけだし、そのうち戦争でも起きそう。

2019/03/01(Fri) 23:33

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