薄桜鬼

□夫婦さながらの・・・
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とある昼餉のこと・・・。







「土方さん、お味はどうですか?」



「ああ、旨いぜ」



「よかったぁ・・・

今日は良いお魚がありましたので

土方さんのお好きな

焼き魚にしてみました」



「ああ、良い塩加減だ。

こっちの煮物も旨いな」



「あっ、煮物は

江戸の味にしてみたんです」



「お前が来てから

飯が楽しみになったよ」



「えっ!そんな・・・

私はただ、土方さんに

喜んでいただきたくて・・・」



「いつも、ありがとな・・・千鶴」



「土方さん・・・」




















沖「何?あれ」



原「なんつうか・・・

夫婦みてえな会話だ、な」



永「だぁあーっ!なんっで

土方さんなんだよ、千鶴ちゃん!

俺の方が絶対に優しいのによ!」



藤「新八っつぁんはともかく

わざわざ鬼の副長でなくても

いいじゃんかっ!!」



斎「・・・副長が一番誠実だろ」



沖「そう?

腹の中欲望で

渦巻いてたりするんだよ、あの人」







他の人間の存在を忘れて

イチャイチャと夫婦さながらの

会話を披露する2人に

げんなりとしながら

食事をする他5人。





そんな日常のとある昼餉のできごと。







「あっ、おかわりいかがですか?」



「ああ、頼む」



「はい!

新しいお茶もお淹れしますね」



「・・・本当に

良い嫁さんになるなお前は」



「!よよよ、よ嫁、って・・・」



「くくく・・・動揺しすぎだ」



「っ・・・土方さんの、せい、です」










〜終〜


 

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