牛蒡夢

□甘い蜜はいかが?
1ページ/2ページ







ブ「そういえば・・・」



『え・・・?』



チ「どうした?ブルマさ」







今日はカプセル・コーポレーション(C.C)

ブルマさんのお家に遊びに来ました。

バーダックがお仕事で

一人では寂しいな・・・と

買い物にでも出かけようと思った時。

チチさんからお誘いがかかったのです。



ブルマさんとベジータさんにも

先日ご挨拶に来ました。

バーダックを見たベジータさんは

驚いていましたが

バーダックも驚いていました。

王子がこんな所で

しかも奥さんと子供までいて。

一触即発・・・?

みたいな雰囲気に一瞬なったけど

やりあうことはなく

とりあえず何かお話を二人でして

そこに悟空さんが混ざって

三人で楽しく(?)お話してました。

結局、サイヤ人同士なんだから

仲は良いんだなと

少し嬉しくもあり

ちょっとだけ羨ましかったです。



で、ブルマさんとも

その時にとっても親切にしてくれて

困ったことがあったら

いつでも頼ってよ?なんて

言ってくれました。

悟空さんの仲間は

皆さんとっても良い人達です。

今日も、突然来た私を迎えてくれて

こうして女三人のお茶会となりました。







『どうかしました?』



ブ「ミルクちゃんに

聞きたいことがあったの」



『え・・・私、に?』



チ「なんだべ?」



ブ「バーダックのことよ!」



『え?』



チ「あ〜、それはおらも

気になってただよ」



『え・・・え?』







ブルマさんから彼の名前が出て

それだけで胸がトクンと跳ねて。

一瞬にして、朝仕事に行く時の

抱擁と甘い口づけのことを

思い出してしまいました。



あ・・・会いたくなっちゃった。



でも、そんな記憶に浸る間もなく

ブルマさんとチチさんが

ぐっと身を寄せて迫ってきました。

さすがに驚くなという方が無理で

一体どうしたのかと

頭の中でぐるぐる考えてみました。

・・・でも、分かりません。







ブ「バーダックと結婚してるのよね?」



『はい!地球に来てからですけど

でも、惑星ベジータに居た時から

いつか結婚しようね?って

約束してたので・・・』



チ「・・・あの、お義父さ、が」



ブ「・・・あの悪人面に似合わず

することはちゃんとしてんのね〜。

それで?生活はどうなの?

ちゃんと、優しくしてくれてる?」



『生活、ですか?』



ブ「サイヤ人って闘うことしか

脳がないでしょ。

働きもしないで、い〜っつも

修行だのトレーニングだのって・・・」



『はぁ・・・?』



チ「ブルマさ。お義父さは

その点は全く心配ねえだよ。

住み始めてすぐくれえか?

仕事みつけて働いてるだ。

な?ミルクさ」



ブ「そうなの?」



『あ、はい・・・

今日も、お仕事に行ってて

私が寂しがってるから

チチさんが誘ってくれたんです』







私は照れながら話してると

なんだかマジマジと見られて

ちょっぴり恥ずかしくなりました。

だって、お仕事でいないだけなのに

寂しいだなんて・・・

子供っぽいかなって。








次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ