B'z過去の会報Q&A

□MARCH 1993,Vol,017
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B'z Fan Clubスタッフによる稲葉語録に見る傾向と対策編

稲葉さんは松本さんと非常に対象的な話し方をする。
2〜3年前は本当にインタビューに対して口数少なかった稲葉さん。(もしかすると他人に質問される事が大嫌いだったかもしれない!)
最近は、質問した内容にすぐ答えると言う技を身に付けた。
面白いのは、松本さんと違い非常に瞬間的(直感的に近い)に答えを発してそれから自分の言った事に対して考える節がある。
アッ、やばい!みたいな事を平気で言ってしまったあとで少し悩む、というのか、基本的にはスタイルとしてぶっきらぼうな単刀直入言いきりタイプと言えるでしょう。
YES、NOをはっきり言う海外会話スタイルを踏襲しながら、極めて日本人的な言葉の言い方、言われ方等で本人は一喜一憂しているのでは?
松本さんと違った部分で言葉に対して非常に敏感である分、自分自身を守る方法として全く言わないか、言っても1WORDで済ましてしまうか、と言うのが稲葉流。
稲葉語録は、随所に屈折した繊細さが表現されて、いかにも稲葉さんのパーソナリティーそのもの。
例えば、20年後、歌ってなかったら死んでんじゃないか、とか、今は歌えればいいや、とか、文字面の裏にある彼の微妙な照れに気づくとあなたはもう稲葉フリークです。
あとは、時々ドキリとするほどの文学的、かつ哲学的な香りのする発言をして、本人は悟られるのを嫌がるかもしれないけど、含蓄の深さを感じさせられる場合がある。
やっぱり、稲葉さんはどうしても詩人に違いない。
そして、ただ一介の歌い手としては彼は生涯をまっとうするだろう。
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