Deutlich

□好きだよ、離れたくない。
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『もう何日目だろ・・・』
カカシが任務に出て2週間
長期任務だけど心配しなくていーよなんて言って
私の頭を優しく撫でるんだ

「柚子せんせー!なにしてんだよ〜猫逃げちゃっただろー!」
『ハァ、今行くわ』

命掛けて里を護ってるのは一緒なんだ

・・・たかだか2週間でこの有様?
そんなにカカシに依存してたっけ、
やばい、さっきから任務(猫探し)そっちのけでカカシのこと考えてたなんて!
しかも生徒たちに説教された!

駄目教師だ私。。。
肩を落として生徒たちをおっかける

「今日もせんせー駄目駄目だね!」
「どうせカカシせんせーがいねぇからだろ」
「そっとしておいてあげよう、寂しいんだよきっと・・・」
「「・・・そうだね」」
(生徒たちがこんな心配をしてくれてたなんて私は知らない)

夕方時にようやく猫はみつかり、飼い主に届けられた


「柚子!こんなとこで何してんだ?」
ばっと振り向くと
心配そうな顔をした紅とアスマ

『え?』
ふと顔を上げると、カカシの部屋の前だ

夜なのに明かりの灯っていない部屋の前
・・・やってしまった

「カカシ、任務中なんでしょ?家、来る?」
「お前どーせ飯くってねーんだろ、食ってけよ!独り身のガイにも声掛けといたぜ!」

「ほら、行くわよ」

私の返事も待たず、紅が私の手をぐいぐい引き、アスマが私の背中を押す
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