Liberamente

□3/sideA
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ロイside

車の中
何も無い雪道の途中で私とハボックは・・・
一人の女を拾う

「中佐、いいんすかーこんな得体の知れない女を軍の敷地なんかに上げて・・・少尉に怒られても俺は知りませんよー」
「構わん、お前が蜂の巣になるだけだ。それに・・・」
「・・・?」
「弱ってる女を放っておくにはあまりにも私の紳士道に反するのでね」
どや顔をするとハボックはバックミラー越しに凄い嫌そうな顔をする

「・・・それ、少尉の前でも言ってくださいね」
ロイはふっと笑ってもちろんだと言った








温かい







『・・・ん』

「目覚めたのね」
女の声がしたと思ったら

超真顔で銃を向けられる

『・・・!?』
起き上がろうとしても体が重くて動かない
のに加えて

ジャリッ

音のしたほうに目を向けると
ぶっとい鎖が体中に・・・ベットに縛りつけられているではないですか
手首も、お腹も足も・・・

「抵抗は無駄よ、いくら中佐が連れてきた女とはいえ、怪しすぎる」
『・・・ちゅうさ?』

(中佐のことを知らない…?)

「貴女、名前は?何者なの?」

『・・・ちょっと時間をください』(即答)
大ピンチ!
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