Liberamente

□4/sideB
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私達は綴命の錬金術師、ショウタッカー氏のお家にお世話になることになった

エドとアルは、タッカーの書庫に引きこもりっぱなしだけど
アルは合間を縫って私に今後必要になりそうな知識や体力の作り方を教えてくれた


彼らが構ってくれない時間は
ニーナとアレキサンダーと絆を深めた



「彩おねえちゃん!きょうのばんごはんはなあにー?」
『じゃあ今日はニーナの好きなハンバーグにしよう!お手伝いよろしくね!ニーナ!アレキサンダー!』
「ハンバーグ?やったぁ!」
「ワン!」
役に立ててると思えるのは、料理が作れるから!
前の世界でお母さんにある程度の料理を叩き込んでもらってた成果がここで現れたよ…
ニーナとアレキサンダーはだいぶ懐いてくれた。いい機会だからと家事を一緒にやってみたり、子供に戻ったかのように遊び回ったりして毎日を過ごした。


窓の外を見ると、雪は溶け始めていた
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