Deutlich

□私だけが知っている
1ページ/3ページ


『檜佐木副隊長、一体これは』

檜佐木副隊長に突きつけた来月号の瀞霊廷通信
特集で大きく[私だけの隊長、副隊長グラビア]と載っていて
中の袋とじを開くと、こんな写真いつ撮ったのか教えて欲しいくらい格好いい隊長、副隊長の写真がズラリと並んでいる

「おお、どうだ?来月号人気出そうだろ」

檜佐木副隊長は私が恋次…阿散井副隊長と恋仲のことはご存知のはず。
というか、知らないわけない。

それなのに。

「いやぁ、俺もやるときにはやる男だわ、 乱菊さんからアドバイス貰ってひらめいたんだぜ!!俺って天才!」

私の気も知らず
顎に手を添えて自慢げにアピールしてくる副隊長に一気に嫌気がさした。


『ありえない』

もう印刷にかけてしまっているから今更校生なんて無理だ。

でも辛いの


大好きな恋次のページ
背中に大きく入った刺青をじっくり眺めることが出来るのは

私だけの特別なのに
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ