Deutlich
□私だけが知っている
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『檜佐木副隊長、一体これは』
檜佐木副隊長に突きつけた来月号の瀞霊廷通信
特集で大きく[私だけの隊長、副隊長グラビア]と載っていて
中の袋とじを開くと、こんな写真いつ撮ったのか教えて欲しいくらい格好いい隊長、副隊長の写真がズラリと並んでいる
「おお、どうだ?来月号人気出そうだろ」
檜佐木副隊長は私が恋次…阿散井副隊長と恋仲のことはご存知のはず。
というか、知らないわけない。
それなのに。
「いやぁ、俺もやるときにはやる男だわ、 乱菊さんからアドバイス貰ってひらめいたんだぜ!!俺って天才!」
私の気も知らず
顎に手を添えて自慢げにアピールしてくる副隊長に一気に嫌気がさした。
『ありえない』
もう印刷にかけてしまっているから今更校生なんて無理だ。
でも辛いの
大好きな恋次のページ
背中に大きく入った刺青をじっくり眺めることが出来るのは
私だけの特別なのに