Liberamente
□5/sideB
1ページ/4ページ
「彩おねえちゃん!あそぼ〜!」
『今いくね〜』
エドが国家錬金術師の試験に合格した
・・・・そろそろ、タッカーが動き出す
物語を分かってる私が、私だけがニーナとアレキサンダーを救えるんだ
『どうにかしてあげなきゃ・・・』
「・・・?どうしたの彩おねえちゃん」
『なんでもない、行こう、ニーナ』
ニーナの手を強く握った
「しゃべるキメラか・・・」
『・・・!?』
ガシャンと大きな音を立てて食器が手からこぼれる
「・・・どうしたの彩?」
『あ・・・うん、なんでもない」
「彩のつくってくれたごはん、おいしーね!・・・おかあさんができたみたい」
『ニーナ・・・!!』
ニーナをギューッと抱きしめる
その次の日、私たちはバスクグラン准将にタッカー家から追い出される