当サイトにおけるヘタキャラ達の性格イメージは
作品によって多少、時に大きく変わります。

作者が原作ヘタリアを読み込むにつれて考えた、
長い歴史を背負うという設定を鑑みたうえで
表向きの性格以外の、計算高い面や利己的な面を
無視するわけにはいかないという持論によります。



初期キタユメの我欲まるだしの時代が
一番好きだということもあり、アニメなどで見る
ふわふわ可愛い皆さんのイメージを全面的に
受け止めている方々にとっては、少しばかり
ブラックに感じられる言動をする場合もあります。

その度合いを作品ごとに変えることによって
マイルドさや刺激を加えていきたいと思っています。



基本的には原作のままでいきたいですが、
皆様の中のイメージと食い違いがあると
情景を掴みづらいと思いますので、
作品ごとにそれぞれのキャラのイメージを
ご紹介していきたいと思います。

皆様がお持ちの印象にもっとも近い作品から
お気軽にお読みいただければ幸いです。






















イタリア:【夢ヘタ】

物語のキーマン。暢気な態度を取りつつ、
常に世界の動向に目を配り道化を演じている面も。

作中での彼の物言いには何かしら含蓄があり、
他作品に比べて影のあるキャラ付けとなっている。
かといって腹黒というわけではなく、自分の中で
最善だと思った行動を貫く姿勢の現れである。




【ファンタリア】

物語のキーマンであるが、メインキャラの中では
わりと何も考えずに素の性格のまま振る舞う。

勘がよく空気が読めるので、おちゃらけているが
大事な場面ではしっかり状況を見極めて動く。
他作品と比べてブラックさはほぼ無い。




【部活もの】

主人公らから少し離れた脇役ポジション。
他作品とは違って、物語の序盤では
主人公らにあまり友好的でない。

交友関係がやや歪であり、争いが苦手なため
さまざまな軋轢を持つ仲間たちの間で
必要以上に明るく振る舞うことも。
精神的にとてもピュアで、信頼できる相手には
どこまでも付いていく人懐こい性格。



【鬼さん】

とある事情からロマーノと二人だけで行動しており
そのせいか判断力、行動力ともに他作品より勝る。

自分より他人の幸福を優先する節はやはりあるが、
目的の実現に不要なものをきっぱりと切り捨てたり
多少の悪事も平気で働くなど割合スれている。












ドイツ:【夢ヘタ】

物語のキーマン。
原作寄りの現実的かつルールに厳しい性格であり、
窮地に陥っても強行手段に自ら出ることは少ない。

物語の展開上、奇妙な体験をすることが多々あり
予想外の出来事に狼狽えることも。
しかし目的が定まった際の集中力は高い。



【ファンタリア】

主人公を支える相棒的ポジション。
こちらも予想外の出来事には弱いが、
失敗から学び次の場面に活かすことができる。

型破りな面々に囲まれて旅をしているためか
他作品に比べると思い切った行動に出やすい。
仲間を守るために自身を犠牲にする傾向があり
周りに心配をかけてしまうこともしばしば。



【部活もの】

イタリアと同じく脇役ポジション。
序盤は主人公らに関わってくることはほとんど無く、
あったとしても自分たちへの干渉をやめるよう
主人公らに警告する排他的な面があった。

習慣や通例を変えることに強い抵抗を見せ、
和解してからも主人公らの破天荒な行動に
眉をひそめる場面が目立つ。
しかし共通の目的に向かうとなった際の団結力は
飛び抜けたものがあり、リーダーシップを発揮する。



【鬼さん】

旅の途中で出会う脇役ポジション。
物語の展開上、イタリアとは作中で初めて出会うため
原作のように人付き合いに慣れていない。

育った環境から元来の謹厳実直さが強調されており、
自らの置かれた境遇を受け入れようとするあまり
和を乱す主人公らを最初は敬遠していた。













日本:【夢ヘタ】

物語のメインキャラ。
オカルト知識が役立つ物語の特性上、
イギリス・ロシアに並んで登場頻度が高い。
またメインの中では数少ない頭脳派(失礼)のため
状況判断や推理が必要な場面で活躍する。

場の和を重んじる気配りのできる性格であるが、
意見を己の中で納得し押し込めてしまうため
あまり表に出さず、作中ではその性質が災いして
情報を共有し損ねたり異変を招いたりもする。



【ファンタリア】

主人公を支える相棒的ポジション。
こちらもオカルト知識の豊富さにより
未知の敵などにも冷静な分析を行える。

ある意味で主人公と共通点があり、その点に関する
話題が出ると我を忘れて白熱する一面も。
ドイツと同じで予想外の事態には慌てやすく、
他作品と比べるとコミカルなやり取りが多い。



【部活もの】

主人公たちにとってのラスボス。
とある事情ですっかり自信を喪失しており、
全作品の中でもっとも暗い性格をしている。
狭く深い人間関係を好み、気疲れするくらいなら
いっそ誰とも関わらないという生粋の引きこもり体質。

責任感が強くストレスを溜めやすい性格で、
さらに場の空気を乱すまいと努めたことで
周りがその心労にまったく気づけなかった。
しかし強い意思は今でも持ち合わせており、
影で細々と挑戦を続ける忍耐と努力家な面を持つ。



【鬼さん】

旅の途中で出会う脇役ポジション。
柔和で優しく気の利く性格で、長旅に疲れた
主人公らをそっと支える頼りになる存在である。

強気なメンツの多いメインキャラの中で
数少ないブレーキ役であり、それなりに腕も立つので
必要な場合は手を使ってでも騒動を治める。
誰に対しても礼儀正しく振る舞うため信用を得やすく
ときには母親のように懐かれることも。
















アメリカ:【夢ヘタ】

初期には突飛な思考や向こう見ずな行動が目立ち
絶えず仲間たちを困らせていた。
イタリア同様何も考えていないかに見えるが、
彼のように明確な理由がある行為というよりは
自らの置かれた逆境に打ち勝とうと抗うなかで
滑稽にも見える部分が露見している故とも言える。

他のキャラ達に胸の内をあまり明かさず、
作中では焦りのあまり自らの考えだけで
自己犠牲をさえ押し通そうとするが、
仲間(特にイギリス)の無事を願えばこそであり
本人なりに芯の通った理屈を持っている。



【ファンタリア】

主人公と敵対するライバルポジション。
序盤はとある目的のため、結果論ではあるが
主人公らの行く手を間接的に阻んでいた。

明るい性格は基本的に変わらないが、作中では
その性質を覆い隠して余りある激情に突き動かされ
いささか冷徹と取れるまでに思い切った行動に出る。
イギリスとある事件を境に決別しており
彼に対して並々ならぬ憎悪と敵対心を抱いている。



【部活もの】

物語のメインキャラ。
正真正銘の『何も考えていない』状態であり
何でも思いつくまま勢いで行動に移してしまう。
トラブルメーカーでありしっぺ返しを食うことも多い。

部活に対する思いも他のキャラ達に比べて単純であり
重い話題や面倒なやり取りには参加したがらない。
相手の心境を考えず発言してしまう節があり
憎まれ役として事態の解決に一役買うことさえある。



【鬼さん】

旅の途中で出会う脇役的ポジション。
ある事件を境に人間離れした能力を手に入れ、
さらに警察という公的な地位に就いたことで
主人公らに出会った時は粗暴な物言いや
強引な判断による行動を繰り返していた。

俗に言う『やんちゃしている』時期であり、
主人公らの働きかけで反省してからは
自信過剰ぎみではあるものの溌剌とした性格に戻る。














イギリス:【夢ヘタ】

物語のキーマン。
謎を解き明かす意味のキーマンというよりは、
かつての彼の行いが現在の怪異の起因であるという
物語の発端としての重要人物である。

基本的には聡明であり日本らとともに
冷静に状況を分析するが、いったん動揺すると
感情に流され客観的な見方ができなくなる。

また、アメリカに独立を言い渡された日のことが
非常に深い心傷となっており、見捨てられたり
裏切られたりといった事柄を異常なほど恐れ、
作中ではその性のせいで幾度も悲劇を生んだ。



【ファンタリア】

物語のメインキャラ。
魔術・オカルト知識がものを言う今作品では
世界屈指の才子として名を馳せており、
自らの実力と名声を自負してもいるようで
皮肉屋だったり高飛車な面が目立つ。

幼少期、その才を兄らに妬まれた経験から
実の家族をあまり良く思っておらず、
友達を家族のように扱うため少しばかり重い。
『自分を信頼してくれる人物を信頼する』スタンス。



【部活もの】

物語のメインキャラ。部長であり主人公らの上司。
先輩風を吹かせて説教をたびたび展開するが、
怒ると口より先に手が出てしまう元ヤンキー。
現役不良時代を知るアメリカやフランスから
よくからかわれて逆上している。

成果を出すためストイックに努力し続ける勤勉家。
そのせいもあって成績は良好、しかしかつての経験から
多少ダーティな手段を用いてでも目標を達成する
徹底した完璧主義を貫くこともある。




【鬼さん】

旅の途中で出会う脇役的ポジション。
ファンタリアとは真逆で、優秀な家系にありながら
兄弟の中で一人だけ才能がなく、さらに少年期に
ある事件に巻き込まれて夢を断念せざるを得なくなり
それ以降は自暴自棄になってしまっていた。
主人公らに突っ掛かって諌められるも
なかなか喧嘩っ早い気質が治らず苦労する。

家に見棄てられ、国からも見放された挙げ句に
信頼していた弟のひとりも家を飛び出してしまい、
とことん逆境に追いやられる中で、生きる希望を
かつての夢に見いだし挑戦を続けようとしている。
他作品と異なり、面倒を見る側というより見られる側。














フランス:【夢ヘタ】

日常パートでは飄々とした言動が多く
ボケとツッコミを兼ねる話題の提供役である。
異変に対してイギリス達ほど活躍はできないが、
険悪なムードを和らげたりメンバー同士の
意思の疎通を円滑にするなど、非常事態において重要な
コミュニケーション面で大切な役割を担う。

精神面ではあまり強靭とはいえず、怪異に出会うと
冷静な行動が取れなくなることがしばしば。
というより他の面々が落ち着きすぎなのであるが。



【ファンタリア】

物語のメインキャラ。
相変わらず掴み所のない気楽な言動をするが
時おり影のある表情を垣間見せることがある。

部下である女性を死なせた過去があり、
死の現場を目にすることがトラウマとなっている。
誰かの死に直面すると犠牲を払って救おうとするが、
その後先考えない奉仕は彼自身にも負担を課し、
周りの者を大いに心配させている。



【部活もの】

物語のメインキャラ。副部長であり主人公らの上司。
後輩にいろいろ大人の事情を吹き込む悪い先輩。
セーシェルからは反面教師と認識されている。
楽天的で軟派な性格であり、滅多なことでは
落ち込んだり暗い顔をすることもない。

中等部にいた頃、後輩の女子学生と仲が良かったが
ある事件をきっかけに彼女が入院。その後もずっと
初夏のある日に見舞いに行っている様子である。



【鬼さん】

旅の途中で出会う脇役的ポジション。
国際社会に影響力を持つ組織のトップであり
主人公らに様々な場面で協力する。

ある事情で職務の続行が難しくなったにも関わらず
依然として完璧な仕事をこなし続ける天才。
イギリスを同じ境遇にある者としても
同業者としても気にかけており、支援を行ったり
ちょっかいをかけたり遠くから見守ったりと
何かにつけて気遣う優しい一面もある。













ロシア:【夢ヘタ】

物語のメインキャラ。
作中では一貫して現実的な考え方をし、
気が向かないかぎり仲間との馴れ合いはしない。
言葉のやり取り自体は好きなようであるが
あくまで遊びであり、真剣に考えたい時などは
むしろ周りの面々を邪魔だと考えている場合が多い。

冷たく利己的な印象を持たれるが根は寂しがりで、
大柄な見た目に似合わず仲間に悪戯をしかけたりもする。
また仲間の窮地などに接すると、本人いわく
『柄にもなく』熱い一面を見せることもある。



【ファンタリア】

主人公らと敵対するライバルポジション。
巨大な軍事国家の軍隊を率いる若き軍師。
指揮官としての経験は浅いが、状況判断や
私情を挟まない決断力には天性の才が窺える。

目標達成のためには手段を選ばず即決する
積極性の目立つ能動的な性格のようでいて、
その実は彼の言う『家族』の理想実現を
行為の動機とする受動的な性質といえる。



【部活もの】

主人公らにとっての難関となる人物。
ある大きな夢に破れ、なおも未練を捨てきれず
妥協に妥協を重ねて選んだ部活が解散した今、
憤りをどこへ向ければよいのかわからず
自分の気持ちに整理をつけようとする過程にある。

基本的に姉妹思いの穏和な性格だが、
彼女らに向ける愛情にはどことなく
正しい『家族』の有り様とは異なった色が窺える。



【鬼さん】

主人公らと敵対するライバルポジション。

思慮深く、自らの信じる『善』に忠実であるがゆえに
『悪』とみなした者に対しては容赦がない。
その洗練された功利主義の前には血縁さえ無価値で、
正義のために実の親をさえ切り捨てるほど。

ある事情から時間的猶予があまりなく、
迫るタイムリミットに怯えているがため
即断即決の迷いのない行動を取る反面で
決断の時を見誤るなど若さゆえの過ちも犯す。
















中国:【夢ヘタ】

いついかなる時でも自分の感情を
キャパシティの内側でコントロールできる人物。
突っ走りがちな他のメンバーを諌めつつ
励ましたり勇気づけたりと頼もしい。

その代わり怪異に対してはさほど有力な手は打てず
解決はもっぱら『若い衆』任せである。
危機察知能力が高く、トラブルが起こる頃には
いつの間にか居なくなっていることも。



【ファンタリア】

物語のメインキャラ。
主人公らに重要な知識を授けたり、
修行を手伝うといった師匠のような役割を持つ。

プライドが高く、それなりに丁重に扱わないと
機嫌を損ねてしまう。そんな彼の様子を
弟子たちは『子供っぽい』と評したりするのだが。
戦闘面では非常に頼りになる存在であり
作戦決行時などのリーダーシップも抜群。



【部活もの】

心傷に悩む日本を労り支える脇役的ポジション。
イタリアやドイツらと違って主人公らには割りと
好意的に接してくれる数少ない人物である。

人生経験からいがみ合うことの不毛さを知っており、
一連の事件の顛末と日本の現在を見ていながら
主人公や部長らに怒りを向けることはない。
しかし責任は必ず果たされるべきだと考えており、
いつか根底からの和解が成されることを望んでいる。



【鬼さん】

旅の途中で出会う脇役的ポジション。
作中では貴重なツッコミ役だが、気まぐれな性格で
居てほしい時に限って居なかったりする。

とある事件を機に生きづらい状況に置かれるも、
大して悲観することなく気丈に振る舞っている。
その寛容さは同じ境遇にあるイギリスをもってして
『見習いたい』とさえ言わしめるほど。

その一方で構ってもらえないと拗ねたり
要求が通らないと臍を曲げるといった
子供らしい一面もあり、その点を含めて
放っておけないと弟子からは慕われている。











以上、メインの枢軸・連合のキャラ紹介でした。
それ以外のよく登場するキャラについては以降。











【カナダ】

素直で心優しく、争いを治めるためなら
自分を犠牲にしてしまう苦労性な性格。

その反面、アメリカの影に埋もれている現実を
打破したいという極めて強い自己顕示欲を持ち、
表立って行動を起こすことは滅多にないが
陰であれやこれやと画策していることも。

根に持つタイプであり、口喧嘩などしようものなら
溜まり溜まったストレスを一気に放出する。
また後にえげつない報復を食らうこともあるので注意。





【プロイセン】

破天荒な言動ばかりが悪目立ちしているが
弟思いで頼りになる良識ある兄貴分。
格好をつけようと意識すると裏目に出るが、
日々の中でのさりげない気遣いや気配りが
『やはりドイツの兄貴』と評される所以である。





【リトアニア】

忍耐力があり大抵のトラブルは難なく解消するが、
いちど手詰まりになるとなし崩し的に失敗する。
慌てふためいている自分自身に嫌悪感を抱き、
改善しようとするも空回りし失敗が続く。

あまりにストレスが溜まると情緒不安定になる。
ポーランドの強引さに依存していた節があり、
現在の社交的な彼を見ると、喜びと嫉妬で
さらなる情緒不安定におちいる。





【ポーランド】

リトアニアの優しさと面倒見のよさに
依存していたが、イタリアとの出会いを経て
自分が彼の重荷となっていた事実を理解し、
自立を図るべく彼から少し距離を置いた状態にある。

自身がリトアニアの精神的な拠り所となっていたことは
あまり自覚しておらず、急に疎遠になったことで
彼の不安を煽っているとは露ほども思っていない。





【ロマーノ】

負けず嫌いでよく大見得を切るが、
『嘘つき』と評価され信用を失うことを
本当は何より恐れている。 しかしイタリアに
あらゆる面で劣っている事実を認めたくない一心で
言葉の武装をしている現実から抜け出せずにいる。

スペインのことを誰より慕い、それと同等に
彼から誰よりも愛されたいと願っている。
イタリアと比べられることが最大のトラウマ。





【スペイン】

明朗快活で気っ風のいい兄貴肌だが、
逆鱗に触れると無言で微笑む。オーラが恐い。
さらに怒らせると無表情で声が低くなる。
ここまでいくと誰も反論できない。

ロマーノの求める愛情になかなか気づけず、
イタリアと平等に扱おうと努力するのだが
どうしても実力の差に目が行ってしまい
結果的にロマーノを傷つけることも。















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