main.R 2PM

□記憶の沼から...NK's2
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「もう分かんないよ...」




世界に一人だと思ってた俺の大好きな人。





愛してる。愛してた。







でも

その人はあまりにも簡単に俺の手を擦り抜けて遠くへ行ってしまった。







だから決めたんだ。





もう誰も愛さない。


......いや、
もう誰も愛せない












「貴方らしい・・・ですね」




そんな俺に声をかけるのは、今誰よりも近くにいる女の子。

俺なんかより、よっぽど辛そうな顔してる。



「なに?」


「別に.........」



泣きそうな顔して、彼女は拗ねた様子で背中を向けてしまう。





なんだろう。






無性に可愛く感じた...









のかも?



あんな顔もするんだね、君













「あはっ」

「なっなんですか///」

「別にー」



君とはけっこう付き合いも長いと思ってたけど、



そんな表情は初めてかなぁ







もしかしてずっとそうして俺を見てたの?








君を女とも見ない俺を
いじらしくずっと?






そう思うと
いきなり愛おしく思えて来ちゃうのが
俺のいけないところ。
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