紙束
□そこにヒカリを見た
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(………みんな)
ミッションルームの様子が浮かんだ。
ソファに寝そべっているキンタ。
お菓子を食べるメグ。
パソコンにつきっきりのカズマ。
誰かにちょっかいを出してはじゃれているキュウ。
………隅の椅子で本を開く僕。
不思議と居心地のよかったあの場所。
そこにまだ僕の居場所はあるだろうか。
あの日、笑顔でおかえりと言ってくれた君たちは、今の僕も同じように迎えてくれるだろうか。
(………みんな、)
目を閉じて思い出すのは、最後に受けた仲間たちのまなざし。不安そうな、心配そうな目で僕を見ていた。
あんな顔をさせてしまったのは、他でもないこの僕だ。
今頃彼らは僕を信じようとして、信じきれなくて、そんな自分に嫌悪しているのだろう。
すまない。
君たちが悪いんじゃない。
今の状況なら、誰だって容疑者に僕の名を挙げる。その判断は探偵として間違っていない。
だから。
だから、そんな目をしないでくれ。
キンタ。
メグ。
カズマ。
『―――リュウ、』
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