Black Moon
□No.187
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「遅れてゴメンよ〜スピンが色々とウルサくて…」
「あ〜…一つ質問していい?」
キルアが咳払いをしてもったいぶりながら言った。
「何?」
「アンタ誰?」
ゴンがスゴいスピードで首を縦に振ってるのはあえて見なかったことにしよう。
問題はカイトだ。
コイツはひどく動揺している。
だって小声で
「アイツがこんなはずは…いや絶対に…」とか言っちゃってるし。みんな失礼すぎだよ〜?
「ほらっいこ〜よ。カイト」
「え?あ、あぁそうだな」
カイトはボクの腕をするりと抜け先に行ってしまった。
一度だってカイトはボクがくっつくとそのまま放っておいてたのに今日だけ少しよそよそしくて寂しかった…
カイト…
調査はお着きの人2人いての調査だった。
「特殊言語地区や未開部族との交渉役とか体のいいこと言ってるけど監視だろ、あの2人」
キルアは小声で言った
「そうだろうね〜さすがに『はいどーぞご自由に』なーんて調査させてくれる訳にはいかないでしょ。知られたくない事多そうだし」
「ま、もともとここの連中に何も期待ぢてはいけない」
「あ、カイト」
「オレの勘が言っている。ここにいるとな」
そんな時、一匹のハチがカイトに止まった。
一通の手紙を携えて。
「かなり危険だが一緒にくるか?」
「もちろん」
「オレたちもプロだぜ?」
「悪いが通訳さん。先を急ぐんでな」
「え、ええもう少しスピードを上げても馬は大丈夫ですよ」
「それじゃ遅すぎる」
「え?」
通訳が焦った。
「お前等3人は国境へ戻って他の連中と合流!協会へ連絡してくれ!最高レベルの危険性物だ」
「了解!」
ディナーがすかさず返事をした
「ちょっとまってよ」
ボクは?