Black Moon

□光と影
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時計の音が軽快なリズムで時を刻む。

まるで今まで何も悲惨なことなど起こっていなかったかのように。

カイト…










「ふ〜ん。こんな所にいたんだ」
「ほう…一人で来るとはいい度胸じゃねえか。見直したぜ?てっきり大所帯でくんのかとでも思っていたからな」
「そんなー…買いかぶりだよ。ボクはそこまで弱くないよ」
「まぁいいぜ?戦えば分かることだしなっ!??」
「!…不意打ちだよ〜」
「それも作戦のうちだぜ?勝負に汚ねえもキレいもねえんだぜ。お坊ちゃん!」
「ソレもそうだね〜」
「くっそ!何でお前ヘラヘラしてんのに攻撃が一発も当たんねーんだよ!!!」
「さーてなんででしょー」


空中にフワフワ回転しながら攻撃を避ける。
余りにも攻撃が当たらず焦るリーゼント。
名前は確かナックル。

次はどうしよっかなー


大きな氷でできた鎌を振り上げる
月明かりに照らされ鈍く光る

「ジ・エンドだよ」

「お前がな」
「ばいば〜い」
「!!!!」






その瞬間鈍い音がした
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