Wolf girl

□微妙な駅番号
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「あの・・・院長、明日キングズクロス駅に連れてって欲しいんですけど・・・」

電話から聞こえてくる声は、とても疲れてるような感じだった

「・・・おぉティオ、どうしたんだ。君から願い事を言うなんて・・・よし、いいだろう。車で送ってあげるよ」

「ありがとうございます」

金属音が鳴って会話は終了した

きっと院長はあの事を今でもひきずってるのだろう

だから今は優しいんだ















瞼を閉じると弟達の安らかに眠る顔が見えてくる

跳ね起きたけど自分のベッドがきしむ音が聞こえるだけで何も変化はなかった


早く寝ないと。

明日は九月一日だ
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