Aice Girl
□第一噺
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一面
白
続くのは
終わりのない
白い道
真っ白い景色
真っ白い私。
「どうされましたか?怪我でもされましたか?」
…
「良ければ私の家へ来ませんか?
そこなら怪我の手当もできましょう」
…
「では、この駕籠にお入り下さい」
女は男の背負っていた駕籠に入った
細い腕が着物からちらちらと見え隠れする
雪も白い、その腕は
何だか恐ろしい。
程なくして貧相な家に着いた。
「着きました。少し待っていて下さい」
女は男に怪我の手当をしてもらった
春が来た頃
女と男は夫婦になった