For you
□『友』
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「おーいリズ〜?」
「えっ?・・・何だ?」
気づくと目の前にシャンクスがいた
「お前、最近ボーッとしすぎだぞ?
そんなんでルフィに会えるのか?」
「そうだな・・・」
「ッたく明日だろ?約束の日は」
「?・・・今日だな」
「!!!」
「何なんだ、そのリアクションは。オーバーだな・・・」
「なっなっ?明日にしろよな?」
シャンクスがすがるような目つきでコチラを見た
「それはできない」
「何で!!?」
シャンクスの声が思わず上ずる
「これ以上、日は伸ばせない」
「そうだぜ、船長」
「ベンまで・・・」
シャンクスはここに立場あらずのような顔をした
今にも泣きそうだ
「何でなんだよぉ!!!」
「シャンクスが何回も言ったからだろ・・・」
「オレもそう思うぜ」
「うっうっ・・・」
「じゃぁ、みんな達者でな」
「お前もな。船長はオレが抑えてるから、その内に行っちまえ」
「ありがとう」
こうして父、シャンクスとも別れ懐かしい友の顔を思い出しながらリズは空を飛んだ