Dolly Girl
□It wonders about
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「コレ下さい」
「坊ちゃん、買えんのかい?結構な量だね…」
店員の叔父さんに疑われながらもアンティークショップで高そうなナイフ、その他飛び道具を買った
最近は街の治安が悪い…
街で見かけない男達が深夜を徘徊している。
そろそろ、よそへ移るか…
「お前…リディか?」
「?」
一瞬で男達に囲まれた…
この街で騒動起こしたくないのになぁ…
目立つと行動しにくくなる。
「どうなんだ?早く答えた方が身のためだぜ?」
何かベタだ。
「そうだよ・・・ウチがリディだよ」
男達がニヤニヤしはじめた
「人違いでしてんじゃないの?」
そう言った途端、拳が飛んできた
「っぶな!!!」
いきなり何してんの!!?
しかし、拳の風でウチが被っていた帽子が飛んでしまった
「…おぉ…」
何人かの男たちが息を漏らした
それもそのはず。
ウチの髪は一族一、綺麗なのだから。
「顔も綺麗じゃねぇか…しかし最初は怪しかったぜ?お前、左の髪染めてるんだもんなぁ??」
そう。
ウチの髪で左は赤に染めてある。
「その髪頂いた!!!」
一斉に男達が動き出した