【 夕焼けラビリンス 】
□【ナゾ000:プロローグ】
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あるところに、1人の可愛らしい少女がいた。
レモンイエローの鮮やかな髪に、宝石のような翡翠[ジェイド]の瞳を持つその少女には、他の人には理解し得ない、“不思議な力”を持っていたという…。
何も無い所を指差しては、「何かがいる」と言ったらしい。
何も持っていないはずの少女の指先からは、呪文のような言葉を言った途端に、小さな火が出てきたんだとか…。
少女が見た“何か”というものは、他の人には見えなかったので、その子が実際、“何を”見たのかは分からない。
だけど―。
その少女が、呪文のような言葉を使うことで、不思議な現象を起こしたアレは………“魔法”と呼ばれるものだった。
【ナゾ000:プロローグ】 ―さぁ、謎解きの始まりだ―
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