大学をやめた、ということは何かやめなければいけない事情ができたか私に対して罪悪感があるから。 最初は前者だと思ったが元親さんや周りの人に聞いても何もわからなかった。 ただ一つ、不思議な話を聞いた。 元親さんの車で伊達政宗の家に向かっている時のことだ。 「あいつさぁ、俺様な感じでさ。モテるのに彼女とか作らねーんだよなぁ」 「俺様、ですか」 「しかもたまに人が変わるというか大人しくなるんだよな。普段のあいつなら合コン絶対来るのにさ、この前嫌がるし」 人が変わる。 私を無理矢理犯した時の伊達政宗と、家に送ってくれた時の伊達政宗は人が違った。 後者の方は小学生の時の面影があったけど、前者はまるで別人だ。 そして今、私の目の前にいるのは、前者。 「気になること?」 「うん。…どうして大学辞めたの?」 「…ハッ、くだらねー」 「どうして、あんなことした後に謝ったの?復讐じゃなかったの?」 伊達政宗の顔はどんどん不機嫌そうに歪んでいく。 「なんだよ、また犯されてーのか?」 「答えになってない」 「あー、うるせー」 「っ…」 腕を掴まれベッドに投げ飛ばされる。 伊達政宗が私に馬乗りになって冷めた目で見下ろされると、あの時のことを思い出して体が震え始めた。 「なんだよ、怖いのか?」 「…勝手に体が震えるだけ」 「怖いんじゃねーか。 もっと酷いこと、してやろーか?」 「ふっ…んーっ…んっ…」 口にはがれた服の一部を詰められ、目も服で覆われて手も縛られて、ただ伊達政宗にされるがまま。 「この前より感度上がってんじゃねーの?…調教してやるのもおもしれーかもなぁ」 「っ…んっ…んぅっ…」 この前とは違い、乱暴で執拗過ぎる前戯をされる。 脚を開かされ、秘部の敏感な突起を舐められたり、甘噛みされるたびに受け入れたくない快感が体を走る。 ふっと視界が明るくなったかと思うと不気味な笑みを浮かべた伊達政宗の顔が目の前にあった。 体をベッドから降ろされ、ベッドに伊達政宗が座ると、立ち上がった自身を私に見せてきた。 目をそらすと髪を掴まれて無理矢理そちらを向かされた。 「くわえろ」 口につまっていた服をとられ、そう言われたがそんなことしたことがないし、口にいれるなんて。 「いやか?」 「…」 「拒否権なんかねーけどな」 「んんっ!?」 口を開かされ、自身を口にねじ込まれる。喉の奥まできて、えずいてしまう。 「う゛っ…んっ…」 苦しくて涙が溢れてきた。 そんな私を見て伊達政宗は余程楽しいのか、私の頭を前後に動かし始めた。 喉の奥まで突っ込まれる度に吐き気がして、胃の中のものが出てきそうだ。 「ぉぇっ…んっ…ぅ…」 「苦しい?俺は最高にいい気分だけど」 涙が溢れてきた。 口の中で自身が固くなっていくのがわかる。 「出すぜ。飲めよ」 「んっ…んんんっ…!」 喉に熱く生臭い液体が流れ込んできた。 「うっ…げほっ…!!」 強制的に流れ込まされたそれを飲めずに口から吐き出してしまう。 伊達政宗は口から自身を抜くと私の頬をひっぱたいた。 「飲めっつっただろーがよ」 「げほっ…ぅぅっ…」 体が重たい。苦しい。 これも復讐の延長線。 私の幼い頃に犯した過ちに、こんなつけが回ってくるなんて。 「っ…うるせぇなっ!ごちゃごちゃ言うな!」 「………?」 ぐったりしていると、突然伊達政宗が壁に拳を叩きつけた。 「だから…あー、うるせぇっ!!」 もう一度壁を殴り付けるとシンッと静かになった。 |