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□嫌い!
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「ランボなんか嫌い!」
「えぇえっ!!」
これを言うのはいつもの日課。
なのにランボは毎回毎日驚く、そして寂しそうな顔をする。
私はそれが嫌い。大嫌いなの。
だから私は何回も言うの。
「ランボなんか、大嫌い」
って。
とある日は街の真ん中で。
とある日はケーキ作りの最中に。
とある日はボンゴレのお屋敷の屋上で。
はたまたとある日はランボの耳元で。
雨の日も晴れの日も嵐の日も雪の日も、
風邪をひいたときも、お風呂に入ってるときも。
もしかしたら寝言でも言ってるかもしれない。
ある日ランボに聞かれた。
「なんで毎日オレのこと、嫌いって言うんですか?」
「え…だって、
ランボの事がダイスキ、だもの!」
アイジョウの裏返し!
(オレは貴方にはかないませんね)(えへへっ)