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5人が目を覚ましたのはベッドの上...
起き上がり、周りを確認する‥が
見知らぬ部屋には5人しか居ない...
美羽『みんな〜(´;Д;)ノ"』
柊『うるさいわよ美羽』
美羽『はいっ...(・Д・;)』
不安に思いながらも、恐る恐る部屋のドアを開けた...
ドアを開けると対面キッチン付きの、リビングに繋がっている‥
自然とソファーの周りに集まる5人...
ナナミ『こ こ‥ ど こ??』
そう言いながら、キョロキョロと見回すナナミ...
柊が最初にソファーに座った...
ソファーは思った以上にフカフカで高級感がある...
ソファーだけではなく‥
眠っていたベッドもそうだった事に気づいた...
椿『背、伸びてない...?』
美羽を指差し言った椿の言葉が気になり、3人は美羽を見つめる‥
女子高生だった自分たちが‥
中学生に若返っている事は、お互いを見て知っている...
だが、背が伸びるのは変だと気づいた椿...
椿『一番小さいはずの美羽が‥』
椿『なんで柊と同じくらいになってるの...?』
トリップ前は美羽が一番小さく‥
美羽より背が高いのは柊だった...
そして更に高いのがナナミと椿、更に少し高いのはムスビ...
だがトリップ後(今)は、柊と同じくらいの背になっていた美羽...
美羽『設定に書いちゃいました〜♪(*^▽')b』
4人は"やっぱり"と言うように、同時に溜息をついた...
美羽は他に、一体どんな設定を書いたのか‥
とても気になる4人だった...
ムスビ『俺も体、重いんだけど…』
ムスビ『どんな設定にしたんだ...??』
その言葉に、ムスビに視線を向けると‥
4人とも驚いた顔をしている...
美羽『忘れてたァ...♪(^^;)』
美羽が小さな声で、苦笑いをしながら言ったところを見ると‥
どうやら、ムスビの設定に何かを書いたようだ...
椿『よくやった美羽、褒めてやる...♪』
その言葉を言い切ると、椿はムスビに抱きついた‥
ムスビは、ムニュっという感覚に違和感を覚える...
柊『ちょっとズルイじゃないッ!!巨乳なんてっ!!』
ムスビ『‥は?』
巨乳とまではいかないが、ムスビには大きな胸があった‥
因みにトリップ前の胸の大きさは、普通くらい...
トリップ前も今も貧乳の柊と、ムスビを溺愛している椿は‥
ムスビの胸に大きく反応した...
この瞬間、美羽がムスビに殴られたのは言うまでもない...
ムスビ『晒巻く...』
一人、部屋へと戻って行ったムスビ...
玄関と思われる大きな扉から、ノック音が聞こえた...
美羽『は‐い♪(^▽^*)/』
思わず返事をした美羽の声と同時に
4人は扉の方を、ジィーっと見つめた...
男「おはよう(^-^*)/」
なんとも美羽にそっくりなリアクション‥
入ってきたのは、見覚えのある男性だった...
椿『美羽のパピィ!?』
美羽『父さん!!(゜□゜;)』
大きな声で叫んだ椿と美羽‥
どうやら男性は美羽の父だったようだ...
美羽は、父に駆け寄っていった...
美羽父「海外の暮らしは、どうだった?♪(>▽<*)」
どうやら美羽たちは、今まで
海外で暮らしていた事になっていたらしい...
美羽父「と‥それは、また今度にしよう♪(*^^*)」
晒を巻き、部屋から出てきたムスビは‥
美羽の父が居ることに驚いていなかった...
恐らく、美羽と椿の声が聞こえていたのだろう...
美羽父「君たちはセロリ学園の生徒となるのだっ♪(>∇<*)」
一同が目を見開き驚いた‥聞いたことのある学園だからだ...
美羽たちは転校生として、これからセロリ学園に入学するようだ...
すると唐突に、ムスビが"あの‥"と美羽の父に話し掛けた...
ムスビ『女子の制服って、スカートっすよね...』
ムスビの言葉に、美羽の父はキョトンとした顔で頷いた...
ムスビ『スカート、なんとかなりません?』
その言葉に一瞬、美羽の父だけが驚いた...
柊たちは、ムスビの性格を知っているので‥
スカートを拒むことは解っていたようだ...
美羽父「いっそ男装する?♪(*^▽')b」
‥‥‥‥‥
ムスビを含む全員が、大きな声で驚いた...
まさか、そんな事を提案されるとは思っていなかったのだろう...
だが、さすが美羽の父である‥
と、直ぐに納得してしまった柊たち...
ムスビは"願ってもない事っすけど..."と笑った...
ナナミ『僕 も 男 装‥ し た い』
寒がりのナナミは、スカートだと足がスースーする‥
と、いう理由で男装したいようだ...
そんなこんなで、ムスビとナナミが男装することになった...
美羽父「下で待ってるから‥準備が出来たら、荷物を持っておいで♪(*^▽')b」
急遽、制服を二着も変えなければならなくなったので‥
今日は私服で、案内がてら登校することになった5人...
美羽父「校長の私が、学校まで案内しよう(^∇^*)」
美羽の父はセロリ学園の校長のようだ...
そんな光景に、5人は口を開けっ放しにして‥
校長の背中を見送った...
美羽『ま、マジですか〜...(°△°;)』
因みに、ここは竹本家(美羽の家)だそうだ...
そんなこんなで色々と案内されつつ‥
5人は学校に到着したのだった...