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美羽『でも、なんで放送なんてするの???(´^`;)』





走りながら会話をしているのは、美羽と結と柊の3人...
逃げている時にたまたま、この3人が一緒になったのだ...





結『簡単に言うと、仲間を集める為だな...』





先頭を警戒しながら走るのは柊‥
そして後ろをチラチラと確認しながら走るのは結こと、ムスビ...





柊『さっき少なくとも5名とは言ったけど‥実際は、もっと多くなってるわ...』





美羽『な、なんでぇ!?(°□°;)』





柊が"こっち..."と言って、入って行ったのは女子更衣室...
男の格好をしているムスビが一瞬、躊躇ったものの‥
柊を追うように、2人は直ぐに中へと入って行った...





柊『放送で、容姿を言っていたでしょ??』





柊の問い掛けに、頷く美羽...
女子更衣室はラッキーなことに、誰も居なかった...





結『って事は‥集まった人で名前を教え合って、協力して捕まえるって事!』





女子更衣室のドアの前で、廊下の方を窺いながら言った結...
柊はカーテンの隙間から外を窺っている...





美羽『父さんの放送で、オイラたちの名前を聞き逃した人や‥
オイラたちを、全く知らない人も協力するって事!?(°△°;)』





美羽に視線を変えて、ゆっくり頷いた柊...
そして次の言葉を言いながら
またカーテンの隙間から外を覗く...





柊『全く知らない人にとっては、都合が良いのよ‥』





結『校門前とか音楽室とか、その場所に行くだけで名前と作戦を教えてくれる...』





すると、結が何か閃いたような表情をした...
結は一人、女子更衣室から出て行った‥
そんな結を驚いた顔で見送った美羽...





美羽『だから沢山の人が参加しちゃうんだ!?(°□°;)』





結が心配なのかドアの方をチラチラと見ている美羽...
すると柊が美羽の肩を掴み‥
静かにするようジェスチャーで伝える...





柊『参加者が、部員のみなのが幸いよ...』





ジェスチャーといっても、口元に人差し指をあてるだけ‥
シィーっと言っているような、あれである...





美羽『それでも男子テニス部員は、多いからね...(°°;)』









 
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