ルーニーと魔法の物語
□ルーニーと心理の秘宝2
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特徴が物凄くあるわけではないのですが、その声色は既にルカ君だと分かる程には神秘的というのか芸術的というのか、
存在感のある声でした。
ルーニーは眠気を堪えつつドアを開けます。
「どうしたの?ルカ君。僕はそろそろ眠いんだ」
ふぅわぁと大きな欠伸をして目を擦りながらそう言いました。最近考えすぎな性か、大好きな魔導書を読むことも出来ずに既に頭の中は睡眠を欲していました。
それに構わず、そのまま立った状態でルカは以外なことを言うのでした。
「君は、お昼に出会った子が好きなのか?」
ルーニーは一瞬気絶でもしそうになりました。