SHORT

□ボンゴレ式修学旅行 Varia ver.7
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「あ゙あぁあ゙あぁ゙ぁあぁ゙ぁーっ!!」

10年後のスクアーロが絶叫したのは温泉旅館の一室だ。

 つい先程までは、隣の部屋にいる沢田綱吉達が五月蝿かったが、今の叫びの方がよっぽど騒音だった。
 ぐっすりと眠っていたベルや、うとうと微睡んでいたルッスーリアもすっかり目が覚めた。

「な、何よ!?」
「五月蝿いぞ!!」
「てめーもだろ、タコ」
「た、タコォ!?」
「しししし」

「……忘れてたぞぉ…………」

スクアーロは室内の非難を無視し、目を見開いて一言。

「『枕投げ』やってねぇ!!」

と言った。





それから数分後。

ボンゴレ独立暗殺部隊、Variaの幹部は、枕を手にし、睨み合っていた。

「危なかったよな。
旅館に来たのに枕投げしねーで帰るなんて、後でマジ後悔する」
「そうね。何で忘れてたのかしら……」
「色々と忙しかったからなぁ!!」

スクアーロ達は、しみじみと今までの事を思い出した。

10年バズーカによって、現在の自分達と入れ代わったかと思えば、沢田綱吉に凍らされたり、(ただしをXANXUS除く)
一発芸大会をしたり、
それに負けてポイズンクッキングを食べさせられたり、(ただしXANXUSを除く)
口直しに高級料理店を探したり、
チェスをしたり、
トランプをしたり、
UNOをしたり、
オセロをしたり、
人生ゲームをしたり、
卓球をしたり、
モンハンをしたり、
恋バナをしたり、
(ただしレヴィが一方的に初恋の話を吐かされただけ)
XANXUSにコーヒー牛乳を沢山買わされたり、
XANXUSに跪かされたり、
XANXUSに殴られたり、
XANXUSに蹴られたり、
XANXUSに投げられたり、
XANXUSに絞められたり、
XANXUSに踏まれたり、
XANXUSに叩き付けられたり、
XANXUSに吊されたり、
XANXUSに挟まれたり、
XANXUSに沈められたり、
XANXUSに埋められたり、
XANXUSに引きずり回されたり、
XANXUSにめり込まされたり、
XANXUSに削られたり、
XANXUSに折られたり、
XANXUSに剥がされたり、
XANXUSにかっ消されかけたり、
と やはり色々忙しかったのだ。






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