夜桜が散る時に

□Prologue
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――化け物だ!!
――殺せ!!
――人間の敵だ!!
――殺られる前に殺れ!!



ひどいよね、人間って。弱いくせにさ…


鬼を、僕の両親を殺して喜んでるんだよ?そっちのが鬼じゃないか


僕の両親は争いをこのまなかった。でも、僕は違う。

僕は母さんや父さんみたいに優しい鬼じゃないから。



――何だこの餓鬼!!
――鬼か?
――さぁ?
――…かまわねぇ、殺せ!!




血も涙もないんだね、人間って。



『……死ぬのは貴様等だ』





















――あれから3年

僕は今、京にいる。



あの村は、居心地が悪いからね。…それに、"京は今物騒"らしいから。







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