[R]短編
□過去に嫉妬
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「ベルちゃんも隅に置けないわねぇ」
「ばっか、そんなんじゃねえっての」
・・・どーだか
別にベルなんて、どうだっていいけど!
「可愛い・・・・
まるで妖精のように可憐だ」
「てめぇは一回死ね、レヴィ」
「ところで、お前何だぁ?ベルの知り合いか?」
「あ、申し遅れました!
私・・・ベル様の元婚約者です」
「婚約者・・・・・ってことは・・・
それなりに身分は高い、と?」
「そーそー、こいつは俺と同じ国のお姫様ってこと」
「どおりで上品だと・・・・」
「でも、元・・・ですから」
「ふーん?
・・・・元、ねぇ・・・・」
元って言ったって
婚約者だったことに変わりないし・・・
「あ、そうだ。
・・・・エミリアに良いこと教えてやるよ」
「何?どうせろくでもないでしょ・・・」
「こいつ、たった一人俺が殺せなかった女」
「?」
それって、つまり・・・
「ベルの本命じゃん!!
凄い・・・!ベルって案外可愛くて
素直そうな子がタイプだったんだ・・・・」