契り

□第3話 ―三顧の礼―
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稲葉山城での活躍を評価した叔父様は



秀吉さんに、竹中半兵衛を



織田軍に誘うよう命令を下した…


それも今で3回目だ



「――って訳で、宮姫様も来てくれへんでしょうか?!」



「…分かりましたよ」


あの時、相対した


竹中半兵衛がずっと頭を離れなかった



「奴の軍略は嫌という程、戦いの時身にしみたが、直接刃を交えたんは宮姫様だけなんですよ!」


「え? …あぁ」


「どうでした?」


「どうって…やっぱ強かった…です」



「顔は女っぽかったけど」

圧倒的な力の差が悔しかった…


「あはは!そうかですかぁ!!」

 
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