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□恋するユウジのとある1日
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俺には好きな奴がいる。
俺なりに必死にアプローチしてるつもりなんだけど、どうやら気付いてもらえない。
いや、むしろ、気付かないようにしているのかもしれない。
それはどうやら、俺にも問題があるようで…。



「朝比奈ー!」


「あ、一氏くん。どうかした?」


「俺、今日数学あたる気がすんねん。ノート貸してくれへん?」


「いいけど…何で私?」


「そ、それは…その…」



あかん。
こいつ、こんなに鈍感やったか?
思わず言いそうになったやないか!



「金色…くん?に借りればいいのに」


「いや…そうなんやけど…」



ああ、やっぱり、俺に問題があったか。
今まで散々、小春、小春言ってきたからな…。



「あ、ノートだよね。はい」


「お、おおきに!」



せや!俺はめげへん!
何が何でもあいつを惚れさせてやる!!
そう、心に決めたのだった。




恋するユウジのとある1日

(鈍感な奴ほど)
(楽しいやんか!)


End.


→後書き


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