Dream of A silver soul
□プロローグ
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俺らの目の前にはいつもあのでっけェ背中があった
あいつはそのでっけェ背中で俺らを引っ張ってくれた
信じらんねぇほど強いくせに戦いはあまり好きじゃ無かったらしい
だが、あいつは戦いを好きなフリをしていた、血を浴びながら戦う姿はどこか悲しそうだった。
毎日、毎日、仲間は倒れ死んでいったまさに地獄だ天人はうじゃうじゃ気持ち悪ぃほど湧いてきやがる
俺らの体力ももう限界だった…
だがな、やっぱりあいつは俺らの手を引いてくれんだよ
別に無理矢理じゃないさちょっとずつ確実に引いてくれる。
やっぱり兄貴みたいな奴だったんだよ、
俺にとっても、あいつ等にとっても…
だが…突然にそいつはきやがった
幕府はあっさり手を引いて天人側についた
信じらんねえくらいあっさりとな
俺らの戦いはなんだったんだ?
んなことを叫びたくなるくらいに…
これには、やっぱあいつもキレたみたいだね…
そりゃ、そうさ
仲間失って、それでも戦ってきたのはなんだったのか…
みんな同じ気持ちだった
特に今は闇を進むアイツは一番この感情が大きかったんじゃないんかね…
まぁ、知ったこっちゃねぇがな…