Dream of A silver soul

□壱ノ一
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江戸…。

橋の上を呑気に煙草を吸った男が歩いていた三度笠を被り青色の髪を靡かせ左耳にはピアス腰には刀…侍だ。

『少しお尋ねしたいんだが…万事屋という店にはどう行けばよいか?』

橋の上に座る坊主にきく
「この道を真っ直ぐに進め一番奥に行ったらかどを二回ほど曲がればそこに着くだろう…」

『そうか、忝ない…』

そう言って侍は立ち去ろうとした、だが、立ち止まり首だけをこちらに向け言った。

『もう一つお聞きしたい』
「なんだ?」

『そこの店主の名は坂田銀時で間違いはないか?』

「それは己のめで見た方がいいだろう…」

侍は薄く笑った

『それもそうだ、すまぬ事をした。また会おう』
そう言い残し去って行った…

「[幕府の者ではあるまいな…]」
 
 
 
 
 
 
 
万事屋銀ちゃん

「銀ちゃ一ん、お腹減ったネなんか買ってきてヨ」

「あぁ?何で俺が…自分で行け自分で俺もう若くないんだから、自分で行ってきなさい」

「一体どこのじじいアル
知らねーよそんな事ついでに最近出来た新しい餡蜜屋にいっt「行って来まーす」
 
 
 
 
 
 
 
街中…
「あのぉ、ちょっとばかりあんたに聞きたいことがあるんでさぁ」

時は戻って先ほど坊主と別れた侍は、

『なにか…?』

「あんたのその腰に付けてるもん刀ですかい?」

彼の目の前にいる青年は率直に問いただした

『…さぁ、君には何に見える?』

「そうですねぃ、人斬り包丁ですかね」

青年は静かにだが確実にそう告げ蹴りかかった

バゴォォオオオン!!

『ほう、今の新撰組にはこんな若いのがいんのかい元気だね』

「そうですぜい、あんたより数倍若い男ですぜい、てなわけで歳も歳ってことで早くくたばってお縄についてくだせい」

『江戸に来て早々に捕まりたくはねぇな、まだ何にもしちゃいないだろ?俺は、』

「何かあってからじゃ遅いんでさぁ、それに侍からはなんかするって言う匂いしかながれてきやがらねぇ」

カチッ
『!?』

ドオォォオオオオオン!!
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