Dream of A silver soul
□壱ノ二
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『…寝たか?』
「あぁ、もう爆睡だな」
『さすが、ガキだな』
「だな…」
−−−……
ソファーに座る二人にしばしの沈黙が走った
「んで、」
『あぁ…そうだったな』
修來は少し言い辛そうに打ち明けた
「……」
『銀時…お前他の奴らがどこにいっか…知ってるか…』
「…高杉とか辰馬とかのことか?」
修來は僅かに頷いた
『……あいつ等には…いろいろと迷惑かけちまったからな…』
「何もかも…背負う気かよてめぇは」
『そう見えるか?』
「そうにしか見えねぇよ」
そう言って銀時は顔を背ける。
『やっぱり、何も変わらねぇな』
修來は銀時の方に手を伸ばし優しく頭を撫でた
「……」
『その人一倍の心配性も、面倒くさがり屋も隠しかたも何も変わらねぇ』
「……」
『ヅラには会ってきた。あいつ、本当に穏健派になったんだな』
「んだよ、銀さんが一番最初かと思ったらヅラが最初かよ…」
『拗ねるなよ、その歳になって…』
「拗ねてねぇよ俺が修來さんにつき合ってやってるだけでしょ?」
『はいはい…』
−−−−−……。
「高杉は…」
『…!』
「あいつは俺らとは違う道に進んじまったよ」
『……』
「今ではもう幕府に嫌われるテロリストだ…」
『……』
「坂本の奴は何してるか知れねぇけどな…」
銀時はそう修來に告げた
『坊主に万事屋にテロリストに…あー、得体の知れぬ仕事人?』
「プッ…あいつ仕事人かぁ?」
『そう言うことにしとけ可哀想だから』
「ハハハッ」
何故か坂本を話題とする話が大いに盛り上がり夜中なのに爆笑しあった二人組であった。