Dream of sea
□Three?
1ページ/3ページ
13GR。
『……。《誰もいねぇな…どこだ?》
やはり、内心でぶつぶつ呟きながら歩いていた。そして漸く見つけた。
[シャッキー'SぼったくりBAR]
『ネ…ネーミングセンスが…。』
ぼったくる気まんまんのバーが目の前に…。
カラン カラン…。
『邪魔するぞ−…。』
そして、中にはいると…
「あら、いらっしゃい …! あれ? もしかして…ゼル?」
『久しぶりだ…シャッキー』
「本当ね。 あれから3.4年はたったもの(笑)」
『そんなにたっていたか?』
「そうよ(笑)」
『ほー。』
「まぁ、立ち話もなんだし、 どうぞ、座って」
そう言われ店の中にある椅子に座った。
「ゼルも、此処に来たということは、¨新世界¨に行くのね」
『あぁ、そのためにレイリーを探してたんだが』
「あら残念、いまレイさんはお出かけ中よ」
『だよな…。どのくらい帰ってきてないんだ?』
「そうね…。 かれこれ半年は…ずっと留守のまま」
『好きだなぁ、レイリーも…』
「あら、あなたもひとのこと言えないでしょ?」
『は?』
「お兄さんそっくり、その性格も(笑)」
『似てねぇよ…』
「そうかしら? さっき騒ぎ起こしてきたくせに」
『もう情報がとどいてたのか?』
「見てたもの(笑)」
『年寄りってのは、どうしてそうゆうものが好きかね…』
「フフフ」
『まぁいい…とにかく、ここには居ねぇようだ…』
「? どこか探しに行くの??」
『あぁ、それと…挨拶にな』
立ち上がり、扉の方へと足を進める。
「そう」
『もし、レイリーが帰ってきたら…言っといてくれないか?』
「コーティングのことね…わかった…言っておく」
『どーも』
パタン…。
そうして、この店を出て行った。
「フフフッ あの子も、私達に近づいてきたみたいよロジャー…」