Dream of death

□参.
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グリムジョーは探していたあの黒づくめの男を以外にも彼の事を心配していたらしい…
先ほどから天蓋の下を歩き回っている。
 
グ「【どこ行きやがたんだあいつは…】」
 
そんな事を声を出さずに呟いた。
 
グ「……」
 
「何をしている…グリムジョー」
 
グ「!?」
 
突然、後ろから声がかかる…
 
後ろを振り向くと蒼目の破面が
 
グ「ウルキオラ…」
 
ウ「お前が一人でここを歩いているとはな…」
 
グ「悪ぃか…」
 
ウ「誰がそんな事を口にした?」
 
グ「……アァ?…」
 
ウ「…フン…」
 
やたらその言葉が気にくわなかったのか、さっさと歩きだす。
 
ウ「探しているのは黒那岐と言う男か?」
 
なにも口にしないグリムジョーそうだと確信した 
ウ「奴ならお前の自宮に向かったぞ」
 
グ「……」
 
ウ「嘘だと思うなら確かめてみろ」
 
歩きを止めないグリムジョーにそう告げるとウルキオラも彼に背を向け歩き出す…
 
 
グ「【俺の努力はなんなんだよ…(怒)】」
 
考えとしてはあながち間違えではなかった…。
 
 
 
 
 
その頃…。
 
‐第六の棟‐
 
カッ カッ カッ カッ カツン…
 
『[キョロ キョロ] 【ここ…ですよね】』
 
鐘はグリムジョーの自宮に到着し人を探していた 
『【不法侵入…ですよね…】 スミマセ〜ン… どなたがいてもらえると…。』
 
そう口にしたとき、左側に布を巻いたグリムジョーのフラシオンが現れる 
『…ど…どうも…』
 
ディ「[パク パク]」
 
その者と目が合うと口をぱくぱくさせ固まる…。今にも叫びそうだ…
 
『あのー…』
 
鐘が声をかけたとき…
 
ディ「不法侵入者ァァァァァァアアアア!!!??」
 
案の定…叫ばれた…。
 
『【えぇ!?】』
 
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