AngelBeats!のファイル

□プロローグ
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目を覚ますと青い空が視界一杯に広がっていた

「…んっ…」

上体を起こすと見慣れない建物が目に入ってきた

「ここ…は…?」

自分と同じ制服を身にまとった人達

そして自分の目覚めた場所は広いグラウンドの片隅

「学校…?」

校舎とおぼしき建物からはギターやドラムの音が聞こえてくる

「…訳わかんねぇ…」

「おーい、そこの学ランのヤツー」

声のした方を見ると自分とは違うブレザーを着た青髪の男が近付いてきた

「…アンタ…誰だ?」

「その反応からしたらNPCじゃないみたいだな?」

「NPC?…何でもいい、ここはどこだ?」

「ここ?そりゃあ死後の世界ってやつさ」

「死後の…世界?」

「あぁ、お前さんは死んじまった。その記憶もあるんだろう?」

「…そうか…」

頭を抱えて俯く

「…お前も生きてる間に苦労したみたいだな…じゃぬぇとこの世界には送られてこねぇしよ」

「…まだよく思い出せねぇ…」

「なぁ、お前さん名前は?」

「梅崎…」

「俺は日向、立てるか?梅崎」

梅崎「あぁ…」

差し出された日向の手を掴んで立ち上がる梅崎

日向「こんなトコで立ち話も何だ、付いて来いよ」

梅崎「どこに行くつもりだ?」

日向「本部さ」

梅崎「本部?」

日向「あぁ、俺ら『死んだ世界戦線』のな、話はそこでしよう」

そう言うと日向は歩き出した

梅崎は少し戸惑いながらもその後を追った

気が付けば楽器の音も鳴り止んでいた

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