こころと言う信念で歩むRPGだったりする。side:???

□新事実発覚だったりする。
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「ー、ーーあたしーーーめんどーー。(ったく、なんであたしがこいつの面倒見なきゃなんねぇんだ。)」

リアが横でおそらく悪態をつく。

最近ようやく聞き取りができるようになってきた、学習スピード遅いとか思わないでほしい。私だってがんばってる。

「ー、リアーいわないーーーー。彼女ー客ー。ーーーー任務ーー、ふぉぅぶ全員ー任務ー、ーーー相手ー。ーーーーいいー。(まぁ、リアそう言わないで頂戴。彼女は客人よ。それにあなただけの任務ではなく、四象刃全員の任務よ、彼女の相手は。別段手がかかるわけじゃないしいいじゃない。)」

レザーの言うことはよくわからないが事前にリィンから説明を受けているのでだいたい察しがつく。
今私がいるのは城のアーストとリィンたちの共同の仕事場。
どんなところかと言うと残念ながらすごいものではなく一言で言うなら居間、リビングである。
ちなみに土足厳禁でここにもコタツがある。
こんなんでいいのかよ四象刃。

で、なんでも私は城にいる間はほとんど案内とかか、事情が事情だからかそんなんかはわからないけど四象刃の誰かと行動しなきゃいけない。

一番は言語の通じるリィンだろうがリィンだって暇じゃない、つまりはそうゆうことだろう、って私が勝手に思ってる。

暇なので部屋の中を歩き回ると(私には珍しいものが多いので見ててあきない。)ふと、本がぎっしり詰まった本棚が目についた。

難しそうな本ばっかだなぁ、と思い本の背表紙を指でなぞる。

それで気づいたけど、どうもこの本棚においてある本は全部作者が同じようだ。
本の背表紙の下の方に書いてある文字がどの本も同じだ。

読めないが文字の並びと形が同じ形しているぐらいはわかる。

私はメモ(宝物庫より拝借、リィンから許可はもらってる)をひらき“なに?”の意味の音を探す。

私はなんと!
メモに日本語での意味を書いたあとにカタカナでエクシリアでの言語の発音を書いているのだ‼
いや、マジ賢くね?

『リア!“これ、なに?”』

「あぁん?ほんーー本‼ーーーわかんねぇーーー(あぁん?本だよ本‼んなこともわかんねぇのかよ)」

…違う。リア今なんか“本”の単語を言ったような気がする。
多少の単語ぐらいはわかる。ハズ、多分。

『違うよリア、多分。えっと…“なまえ!ここのやつ!”』

「はぁ?なにーーー、ー(はぁ?何言ってんだ、こいつ)」

「…ーーー、さくしゃーーーー?(…もしかして、作者のことをききたいんじゃないかしら?)」

『“そう!それぇ!”』

レザーが“さくしゃ”と言ったのを聞き逃さずに私はすかさずそれだと言う。

「ーーーーまっしろしろすけ。ローエン・J・イルベルトー。リィンのーーほんーーー。(なんでそんなこと聞くんだこのまっしろしろすけ。ローエン・J・イルベルトだよ。リィンのやつの本じゃねえか)」

…ローエンの本?リィンの?



………あいつ、ローエンの大ファンじゃねーか‼


新事実発覚だったりする。

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