こころと言う信念で歩むRPGだったりする。side:???

□精霊術の練習とある事の前触れだったりする。
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『煌きよ、威を示せ、フォトン!』

私がそう言うと目の前で光が収束し、眩く輝く。
それはまぁ、俗に言う光魔法の初歩のフォトンで

『あ、出来た…』

どうやら魔法の演出から見てマイソロっぽい。おいおいここはエクシリアだぞ。


エリーゼに歌を歌ってあげながらぐだぐだ過ごしてるとレベルが上がったらしく、ポイントが溜まっていたのでリリアルオーブを解放すると、なんかフォトンがでてきて試してみたらできたよ‼←イマココ!

というのが現状である。

おいおい、光魔法とかガラじゃねぇよ、私の性格わかってるのかリリアルオーブ…
フォトンとかヒーラーか僧侶だろ…
ヒーラーはエリーゼだから私僧侶かよ…無理があるだろ…

そう思い手元のリリアルオーブをみる。

大 道 芸 人



危ない、リリアルオーブ叩き割るところだった…

大道芸人ってなんだよ…
私の職業大道芸人って…

ごめん、ちょっと納得した でも許さない。

『はぁ…』

「精霊術の練習か…」

『ねぇ、なんでお前はそんなに神出鬼没なの、ねぇ?』

いつの間にか後ろにいたリィンに言う。
リィンは今カン・バルクから来たらしく片腕に書類を抱えている。

なんでそうカン・バルクと研究所の間を何回も行ったり来たりしてるんだ。
研究所に来なきゃいけない理由でもあるのか…って研究所の最高責任者はリィンだったでごさる。

『またそんなに仕事?重鎮は大変だねぇ…』

「あぁ、この辺のはここでもできる簡単なものだからな。」

『簡単なもの?』

「あぁ、最近魔物馬車のひき逃げや事故が多くてな、それの始末書だ。」

『いや、ナンバープレートつけろよ。』

「…ナンバープレート?」

リィンが聞き返してくる。
そうだ、車が無いからナンバープレートも無いんだ。

『えっと、ナンバープレートって言うのは文字通り数字の書かれてるプレートで、国が発行(?)しているやつ。馬車に着けることが義務ずけられていて、同じ番号がかぶることはないの。何か事故があればそのプレートの番号を覚えとけばどの馬車かわかるんだよ。1番ならこの馬車、2番ならこの馬車って。ナンバープレートを着けることで国がきっちり管理できるし。ナンバープレートがついてなかったり、偽造されている馬車の場合怪しいってすぐわかるって言う…』

ナンバープレートの説明ってだいたいこれであってるよね?

「なるほど…今度陛下に進言しておこう。」

『え?』

「そのナンバープレートとやらは使えるからな。」

『そ、そう。』

うわ、私の説明本当にあってるよね?

精霊術の練習とある事の前触れだったりする。

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