短編&ネタ
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ハンジ隊小話
「ハーンージーぶーんーたーいーちょー?今日こそお風呂に入ってもらうわよ‼」
3徹明けで机に突っ伏してヨダレを垂らしているハンジに対しミラは言う。
ミラから敬語なんてものはとうにログアウトしている。分隊長と読んでもらっているだけまだ敬われてるのだ。
「うーん、あと2時間眠らせて〜…」
「無理よ‼寝るならお風呂に入ってから‼体の隅々まで綺麗に洗ってあげるわ!あなたはじっとしているだけなんだからいいでしょう‼」
ミラが机に突っ伏しているハンジを無理やり俵担ぎするるとちょうどルドガーとエルが入って来た。
「あ、ミラ、ご飯はもうできてるから風呂に入れたら食べさせといてくれ。」
「エル達がお掃除しとくから‼」
顔に笑みをたたえ、元気良く言うエルに笑みがこぼれる。
さすがはハンジ隊のアイドル、我らが癒し‼
「わかったわ、エル連れて行くけどいいわよね。」
疑問系でなく断定系でルドガーに言う、もはや決定事項だ。絶対連れてく。
「え″…今日エルヴィン団長とリヴァイ兵長来る予定だから部屋片付けたくてエルだけじゃなくてもっと人手欲しいんだけど…」
「私だって癒しが欲しいわよ‼お風呂に行くまでにモブリットにこっちに来るよう言っておくわ、お風呂に入れたら私もこっち手伝いに来るからいいでしょ!」
「風呂に入った後に掃除するのか…」
ルドガーがため息を着くと諦めてエルに持たせていた雑巾数枚とほうきをを持つ。
「…わかったよ。ただし分隊長がご飯食べてる間ミラかエルかどちらかが分隊長見張っといてくれ、ルルが今散歩に出かけてて居ないんだ。見張っとかないと寝ぼけて食堂の机に数式書き出したりするから。」
エルを勝ち取ったミラはハンジを担ぎながら上機嫌に答える。
「わかったわ、それにしても、まったく、猫にまで世話される分隊長なんてどこ探してもハンジ分隊長だけよ。エル、行きましょ。」
「うん!ルドガーまた後で‼」
「あぁ、またな。」
ハンジ隊の日常である。