▲ずっといつまでも▲

□純粋な瞳
1ページ/3ページ

あれから15分後、僕とハルは6体ずつでバトルを続けていた。

貴『ボルトロス、戻って』
▽「デンチュラ、戻れ!」

僕の手持ちで戦えるのは、あと一体。
もう5体は全部相打ちで戦闘不能。
それはハルも同じで、次が最後のバトルになる。

ここまでの接戦は初めてだ。
自分でも、うれしくて、楽しくなるのが分かる。

▽「シビルドン!前進全力でバトル開始っ!!」
貴『エーフィ、スピードスター!!』

彼女は次のモンスターを繰り出すなり、いきなりの攻撃を仕掛けた。



**********



僕とハルのバトルは、相打ちで終わり、引き分けとなった。
周りにいた人達が歓声をあげる。

「さすがクダリさんとハル様.......すげぇ.........」
「やっぱり、私達にはかなわないなぁ〜」
「二人とも、かっこよすぎるわっ」
「おつかれ、クダリ様!ハル様!!」

ボールを片づけ、ハルに近づく。

▽「すごく、楽しかったよ。ありがとう」
貴「いえ.......」

ハルは顔をそむけ、短く言った。

貴「こちらこそ」
 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ