幻蝶の錬金術師

□W
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「ん…。」

私はうっすらと目を開けた。

「おっ、起きた。大丈夫か?ななし」

エドが心配そうに聞いてきた。

「大丈夫だけど…。あたし…」

私はソファーの上に寝ころんでいた。
その上にはエドのコートが…。

「お前、貧血になったんだよ。」

「えぇ…。でももう、ぴんぴん!」

私はぐっと親指を立てた。

「そうかっ!後、この手をどうにかしねーといけねーから…整備士のとこいってくるな!」

「ん…?整備士?」

「そう、俺達の幼なじみ!」

「行きたい…!」

私はずいっとエドに近づいた。

「え、あ…近いっ!!!ド田舎だぞ…」

「ううん!全然いい!行くっ」

私は満面な笑みで言った。

「…しゃーねーな。あんまり無茶すんなよ。」

「はーい♪」

さぁ、エルリック兄弟が生まれた故郷に私達は一時帰宅します…。
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