幻蝶の錬金術師

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「んぁー!やっとついったー」

私は両手をぴーんっとやってあくびをした。

「ななし、寝れた?」

「うんっ!アルは…っぷ」

私はクスっと笑ってしまった。

「なんで笑うのさ!」

「いや、羊さんと一緒でね…はは」

私はアルの隣で笑っていた。

「おいおい、きゃっきゃっしてねーで行くぞ」

エドは呆れたように言った。

「「はーい」」

私達は汽車から降りてとことこと歩いていた。

「本当になんもないんだね」

私はキョロキョロしながら言った。

「だろ?」

「でも…すっごい綺麗なとこだね〜」

私はニコッと笑った。

「でしょ?静かで僕も好きな町!」

アルは私に言ってきた。

「うん…!落ちつく〜」

そして…

「いっ!」

私は苦手の犬に会ってしまった…

「っぷ。そかななし犬苦手だもんね」

アルが笑って言った。

いや、笑い事ではないんですが…。

「無理!!エドオオ」

私はエドを盾にした。

「はぁ!?お前なぁ…」

「エドか?」

目の前の家から出てきたおばちゃん…

「よぉ、ピナコばっちゃん。また頼むよ。」

私はエドの背中に隠れながら様子を見てた。

「っと、おーいななし…俺の後ろにいる奴はななし名無し一緒に旅してる奴でこのでかい人はアームストロング少佐。」

私は犬を避け、ピナコさんと握手した。

「ども。ななしです…」

「ピナコだよ。よろしく。」

私はヘラっと笑ってはいっと言った。

「しかし、しばらく見ないうちに…
エドはちっさくなったねぇ。」

私はぶっっと笑ってしまった。

「だれがちっさいって!?このミニマムばば!」

「言ったねドちび!」

「豆粒ばば!」

「マイクロちび!」

私はお腹を抱えて笑っていた。

それを見ていたアルが…

「ななし…笑いすぎだよー」

「だって…おもしろいんだもん!あたたかい人達ばっかぁ」

なんか、エドとアルがここで育ったって分かる気がする。

あたたかいなぁ
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